良いチラシの秘訣は色使い

 当店ではたくさんのお客様と共に数々のチラシデザインを作成してきました。
デザインをすんなり気に入っていただく場合もあれば、色を変えてもらいたいとのご要望をいただくこともあります。
この「色を変えてもらいたい」という要望は「色を変えたい理由」について慎重に考える必要がある問題です。
 色にはそれぞれの色が見る人に感じさせる印象があります。
 もし色を変えたい理由が「根拠の無い自分の好み」が理由の場合は、もう一度なぜ色を変える必要があるのかを考える必要があります。
チラシのデザイナーは色を好みで決定するのではなく、それぞれに意味を持たせた配色をしているからです。
色には人間の脳に直感的に印象を与えるという特性があります。例えば水色を見れば冷たく感じたり、オレンジを見れば暖かく感じるなど
色により印象が異なります。また色の組み合わせでさらに印象が変わっていくのです。
チラシデザインのコツはいかに上手に色を扱うかということになります。色が発する印象や色の組み合わせを上手に利用して
チラシデザイナーはチラシのデザインを作成します。

チラシの力を発揮させるための色を決める要因

  • テーマカラーに準ずる
  • 季節に合わせた色使い
  • 透目性-目立たせる事を優先する
  • 明度で原稿に優先順位をつける
  • 視認性を意識した色使い
  • 共通性を持たせる色使い

テーマカラーに準ずる

※PRする事柄が持つ色をテーマカラーとして考えます
 会社の商品をPRする場合、会社や商品にテーマカラーがあれば、基本的にはテーマカラーを選びます。
1年を通して利用する印刷物は、季節に左右されない会社のテーマカラーを採用することにより、
PRする商品と会社をリンクさせて、読み手側に色で認識してもらうことができます。
その際商品が多数ある場合はサブカラーとしてカテゴリー別に色を決めると、統一感のあるパンフレットが制作できます。

季節に合わせた色使い

 イベントやキャンペーンのチラシには季節に合わせた色使いのチラシをデザインする場合があります。
イベントやキャンペーンには必ず「日程」が存在します。
読み手にはイベントやキャンペーンは決められた期間や日程で行われるため、期間や日程を深く認識してもらう必要があります。
例えば現在が夏だとして、夏に行われるイベントに秋の色を使用すると、読み手には日程が迫っている事を認識させることは難しいのですが、
秋のイベントの告知を秋の色で作成したデザインを見ると、少し先にイベントがあるのだと感じさせることができるのです。
チラシに掲載する文章よりまえに、印象として告知する場合は季節に合わせた色使いでデザインを作成します。

透目性-目立たせる事を優先する

 透目性とは赤色のような色の特性として、人目を集めやすい色のことをいいます。
街角の看板などでもよく使用されていますが、ポスティングチラシや街頭での手配りチラシなどの、
手に取られ難いチラシは、透目性のある色で構成したデザインを採用することで、捨てられる前に認識してもらう可能性が増えます。
 しかしポスティングチラシや街頭での手配りチラシは透目性のある色でデザイン制作されたものが多いので、
配布地域や競合他社のチラシと差別する意味で、反対色でデザイン制作する方法もあります。

明度で原稿に優先順位をつける

 デザインの制作において、原稿の強調したい部分を目立つ色使いでデザインすることが必要になるのですが、
強調したい部分が多い場合、全てを強調した色使いにしてしまうと、最も強調したい事柄が、優先順位でいうところの下位の項目に埋もれてしまうことがあります。
そういう時は強調した色使いの中でもグラデーションをつけて、優先順位を明確にします。
 色は読み手に対して感覚的に訴えかける事ができます。
 色の特性を利用してチラシを読ませることが重要になります。

視認性を意識した色使い

 デザインの内容が見やすい事や目立つことを視認性が高いといいます。高齢者向けのチラシを作成する場合、
 高齢者は文字が小さければ老眼の方は字が見えませんし、明度の低い文字も見難いと思います。
高齢者向けのチラシは読みやすさが重要になりますので視認性の高いデザインが必要になります。
視認性のある色使いのチラシデザイン

 デザインの観点から見た場合、視認性が低いデザインはソフトなイメージに見え、視認性が高いデザインはインパクトがあるデザインになります。
 チラシデザイン制作には様々な場面で多種多様な目的がありますので、状況にあわせて視認性を意識した色使いをする必要があります。

共通性を持たせる色使い

共通性のない色使いのチラシデザイン

チラシデザイン制作時に、チラシのカテゴリーが左図のように3つに分かれている場合、単調な配色でデザインを作成すると、
全て同じカテゴリーの要素に見えてしまう恐れがあります。文字をよく読めばそんな間違いは無いのですが・・・
色は人間に直感的に印象を与えるために、文字を読む前に同じ要素であると先入観を植え付けてしまうのです。
これではチラシの読者に間違った印象を与えてしまい、結果として広告の効果が薄くなってしまいます。



共通性のある色使いのチラシデザイン
色は人間に直感的に印象を与えるという特性を利用して、左図のようにそれぞれの構成を色でまとめます。
そうすると文字を読まなくても3つのカテゴリーに分かれていて、それぞれに3つの要素が含まれているのだと一目瞭然でわかります。
チラシに掲載したい要素が多い場合は、デザインに共通性を持たせた色使いをすると、より効果的にチラシの読み手を誘導することができます。良いチラシの秘訣は色使いです。

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